yoppal5150の日記

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近い将来人間はAIロボットに脳や意識を移し替え、元の人体の葬式をあげるようになるかもしれない(イギリス未来学者)

科学の進歩により、SF小説の中の世界でしか見ることができなかったことが、現実の世界でも実現できるようになってきた。

 科学はさらに発展を続けており、新たな可能性を開いていくのだろう。

イギリスに拠点を置く未来研究所「futurizon」を運営している未来学者のイアン・ピアソン博士は近い将来に起こりうることを予測し続けている。

 ピアソン博士によると2050年には、人間は、AIロボットに自身の脳や意識を移し替え、元の人体の葬式をあげる可能性があるという。

 いわゆるエミュレーションというやつだ。あと30年もすれば、我々人類は不老不死の体を手に入れることが可能になるのだという。

 

2050年には人間の脳の99%が外部技術を利用している


 イアン・ピアソン博士は議会議員としての経験もあり、未来学についての講義なども行っている。その功績の中にはコンタクトレンズの進化や未来科学への警報も含まれている。2050年に発生する荒廃とした世界「ディストピア」について彼は人々に特に注意を呼び掛けてきた。

 彼によると「2050年には人間の脳の99%はIT技術にとって代わり、本当に生物的な部分は1%ほどしか残っていないだろう」という。

 彼の予想する2050年には人間は自らの身体をロボットに移した後、元の人体の葬式をあげるようになるという。

 もちろんこのロボットは極めて高価であり、一部の高所得者にしか手の届かない技術だそうだ。しかし2060年ごろより、ロボットの価格は各段に下がると予想している。

 

脳の移し替えによる問題点


   しかし、この方法にも問題点はある。誰かが自分の新しいロボットとしての身体や意識などを複製したり、コントロールされたりする可能性もあるからだ。

 またロボットとは言えアップデートやメンテナンスが必要になってくる。維持費にもお金がかかるのだ。それに備えて貯蓄をしておくか、自分の息子や孫、ひ孫の代まで自身のアンドロイドのアップグレードをお願いしなければならないだろう。

 しかしそうなってくると考えなければならないのは「私たちは何のために不死身になったのか?」という問題である。

 こうなってしまえば私たちはロボットの身体と命を人質に捕らわれているようなものだ。

 ピアソン博士の予測は10年から15年先であれば85%の的中率を持っているというが、果たして彼の言うディストピアは訪れてしまうのだろうか?